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5月23日ウェルフェア2014に行ってきました。
いくつかの講演を聞き、展示を見て来ました。
そのうちの1つが「脳の発達と環境:幼児や小児への教育/療育のコツは何か?」
で、講師は名古屋市立大学医学研究科飛田秀樹教授のお話でした。
飛田先生は発育期の環境の重要性について、動物実験データからお話されまし
た。
豊かな飼育環境(例えば遊具がある、仲間がいる)は発育期に脳に良い影響を
及ぼす。すなわち、神経栄養因子が増加し、シナプスの可塑化、細胞新生の増
加、脳障害後の機能の改善が挙げられる。
また、発育期にうま味摂取することは社会性の発現への影響をもたらす。社会性
テストにおいて新奇動物に対する探索行動や攻撃行動が減少し、情動行動に明ら
かな変化が認められるとのことでした。
豊かな経験は子どもの発達を支え、こころを育て生きる力を培います。そして、
成長することで人は自分の個性を伸ばし、その人らしさを発現するのだと私は思い
ます。 |
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