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もう、2か月前のお話で大変恐縮です。
私がお世話になっているあま市商工会さんがさる6月14日に講演会を主催されま
した。
講師は慶應義塾大学教授の金子勝先生です。某第一ラジオの「ビジネス展望」
拝聴、某新聞の人生相談拝読しております。
「地域活性化」、「エネルギー問題」など経済学の垣根を越えた数多の議論を展開
されている先生です。わざわざ、東京からこのあま市に来ていただくからには、万
難を排してお迎えしなくてはいけないと思い、私も会場に馳せ参じました。
実物の金子先生は、とても気さくな方に見えました。参加者に合わせてくれたの
でしょうか?
恐らく、先生はいろいろなところで講演をされていることと思います。
毎回、そうなのかはわかりませんが、今回については、講演会会場に入るなり金
子先生は、参加者を一望され、その場で講演内容を決められたのではないかと思
えてなりません。それなのに、先生はマシンガン・トークさながらに息をもつかず講
演されたのです。
今回のテーマは「日本経済のこれから〜中小家族経営の展望〜」でした。商工
会さんが会員の経営ヒントにつながるようなテーマを提案してくれたのだと思います
が、実際のお話は中小企業各論でなく、21世紀の世界の動向、エネルギー問題、
社会、政治、ICTを経済の観点から展望された壮大な内容だったのです。
講演時間は1時間半で先生がみっちりお話して下さったので、残念ながら質疑応
答の時間はありませんでした。そのため、私ともう一名の方で講師控室に押しかけ
たところ、お寛ぎ中の先生は快く質問に応じてくれたのです。
日本の物づくりを支える中小企業が実体経済の担い手であり、地方の活性化が
国家の命運を握っている。金子先生は、日本の将来を見据えて啓蒙活動をなさっ
ているのでしょうか?先生の秘かな愛国心の一端を感じました。
金子先生、今度「悩みのるつぼ」に投稿いたします。そこで、また先生と紙上で再
会できる時をお待ちしております。
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